SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)のグループワークの様子のご紹介【千葉】
こんにちは!
千葉市就労準備支援室です。
雨が続いていて何となく頭がぼーっとしたり、体がだるかったりしてしまいますね。
皆さんはいかがでしょうか?
千葉市就労準備支援室でSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)のグループワークを行いましたので、その様子をちょっとだけご紹介します。
以前もSSTについてご説明したかと思うのですがもう一度!
SSTとは?
“Social Skills Training”の略で、「社会生活技能訓練」や「生活技能訓練」などと呼ばれています。SSTは認知行動療法の1つに位置づけられる新しい支援方法で、対人関係を中心とする社会生活技能のほか、様々な技能向上に使われている手法です。現在では学校や職場、就労支援機関、病院など多くの場所で実践されています。
(一般社団法人SST普及協会HPより抜粋・編集)
1回目では講義形式でコミュニケーションとは何なのかを理解した後、職場で実際にありそうな場面を想定して少しだけロールプレイを行いました。2回目はその続きとしてロールプレイを中心に行いました。
今回は2回目の様子をお伝えしますね。
まず初めに、SSTに参加するにあたってルールが7つあります!
SSTは強制ではなく、見学だけでもいいし、自分がこれは苦手でできればやりたくないなと思ったらパスしてもいいのです。グループワークが苦手な人でも見学なら、できそうなやつだけなら、と参加しやすい環境ですよね。
そのあとはみなさんに職場での苦手な場面を聞いて、場面設定をしました。
苦手な人の設定として、「イライラと怒りっぽくて感情的で忙しい上司Aさん」
場面① Aさんから仕事を頼まれたので、期日(いつまでか)の質問をする
場面② 会議でAさんにある意見の同意を求められたが、自分はそう思わない時の返し方
色々な話し方があり、どれが正解というものではありません。
みなさんならどう考えてAさんにお話ししますか??
SSTをやりながら、自分の会社員時代のことを思い出していました。
わからないことがあっても上司は忙しそうで、顔真っ赤にして怒ってるし、舌打ちしてるし、聞けない……。でもわからないものを放置していたりすると後々お客様からの大クレームに繋がったり、決められた納期に間に合わず、いろんな人を巻き込んでしまって大惨事になるなんてことも十分あり得ますよね。
人への伝え方はとても難しくて、自分はそのつもりはなく話した言葉が相手を怒らせたり傷つけたり悲しませたり……。
相手に不快感を与えない言い方を身に着ければ、相手や自分が嫌な思いをしなくてもよくなるかもしれません。会社という枠だけではなく、普段の生活の中でも活かせるものだと思います。
グループワークは今回で終了となりますが、今後は個別ワークで対応していく予定です。
その様子はまたの機会に!