ユニバーサル就労ネットワークちば

Universal Working Network CHIBA

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お知らせ

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1/27開催した2つのイベントから見えてきたこと~居場所そして地域の人~

こんばんは。事務局の鈴木です。しばらくイベントの準備や出張などでFacebookでの更新がメインとなっており、ブログでの更新は本当に久しぶりになってしまいました。本日は1月27日(土)にまつど市民活動サポートセンターで開催したイベントを2つほどご報告。

(1)ひきこもりについて一緒に考えてみませんか?@松戸 無事に開催いたしました!

おかげさまで約60名の方にご参加いただき満席で開催することができました。当事者目線での岡本さんのお話、そして支える側から平田のお話を聞いていただきました。

会場からは「居場所」をキーワードとして様々なご意見や感想をいただきました。「支援者側からの押しつけの居場所」ではなく「その人がありのままでいられる場所」が必要、逆に「来たら何かやれるメニューがあると本人も安心するのでは」という意見…人それぞれの居場所像をお話いただきました。地域の中にさまざまな居場所が点在している。そしてその居場所の人たちが緩やかにつながっている…そんな地域になれれば彼らも安心して動き出すことができるのかもしれない、そんなことを思いました。

ご後援いただきました松戸市さん、周知の件では大変お世話になりました。ありがとうございました。

(2)その後、同じ会場で「地域円卓会議」へ

公益財団法人ちばのWA地域づくり基金の主催で「子育て困難家庭で育つ子どもを支える地域社会とは」というテーマのこちらのイベント。私は当日ファシリテーション・グラフィックで参加させていただきました。実は地域円卓会議とは沖縄が発祥の会議手法でとてもユニークなものです。ポイントはいくつかあるのですが①報告者は事実のみを話すこと!(主観的な話はしない)②手元資料はなし③事前打合せもしなくていいなどなど当日のライブ感を大切にする演出が色々とあります。当日の準備のため、私も公益財団法人ちばのWA地域づくりさんと一緒に沖縄まで視察に行かせていただきました。惜しみなくいただいた知識を発揮できるか、かなり緊張しましたが、なんとか終了。色々反省点はありますが、ファシリテーション・グラフィックの面白さは少し感じることができました…奥が深い世界です…

さて、内容ですが、行政、子育てNPO、子ども食堂、学習支援、先進事例をしている方など、さまざまなステークホルダーの方のお話はとても興味深いものでした。特に子どもと向き合っている中で見えてくる家庭の問題について接触できない難しさや、それでも地域の方が居場所に繋いでくれたりと、その言葉の共通点の一つはやはり「居場所」そして「地域の人」。ひきこもりのイベントで出てきたものと同じ「その人を100%受け止められる場所が地域にあれば」というお話が印象的でした。

 

地域の皆さんとこういうお話や共有できる時間を私たちも初めての機会でしたが、本当にやってよかったなと思いました。一般の方々をお迎えしてのイベントをあまりやって来なかったのはなんでや!と思うほどです。これからはこういう機会を増やしていけたらと思います。

ご来場くださったみなさま、そしてチャンス創造ファンドにご寄付いただいたみなさま、ありがとうございました。松戸の皆さんの力強さに勇気づけられたお思いです。

私たちが行っている就労準備支援事業は名前の通り「就労」に向かっていくものですが、その「準備」としての「居場所」の重要性、その人をまるごと肯定できる場を作っていきたいと思っています。私たちができる範囲のことからスタートしていきながら、地域で活動されている皆様とゆるやかにネットワークしていくことも同時に大切にしていきたいと思います。
さあ、次回は2月の浦安イベントです。こちらもまた近日中に情報更新します!
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