相談員研修実施しました!
こんにちは。スタッフの鈴木です。
先週の土曜日、朝から晩までスタッフ研修を実施しました!4人からスタートした法人もいまや15名の体制となり、事務の方をのぞいた相談員研修を初めて実施することができました。
私たちは松戸市や千葉市・浦安市と拠点が離れていることもあり、顔は知っているけど、どういう人なのか、どういう相談をする人なのかというところまで接触する機会がないというのが実情です。
今年度から各スタッフがもっている実践知やノウハウを共有したり、お互いの相談について振り返ったり意見交換をする場を設けるために、研修を開催することになりました。
さて、第1回目のテーマは①相談員とは何なのか?相談員に必要な「自己覚知」とは?②キャリアカウンセリングの入口を知ろう!の2つの柱で実施しました。
①相談員とは何か?
- 専門援助関係と一般援助関係との違いを考える
- なぜ自己覚知が必要なのか?
- 自分のこれまでの相談を振り返る。気をつけていること、課題と思っていること。
大きく3つのグループワークをやりました。特に最後のワークはバイスティックの7原則(※)を元に自己点検を行った後、これまでの相談スタイルを振り返りました。
特にこのタームでは「自己覚知」「自己開示」というところをキーワードで実施しました。私たち相談員の内面がきちんと整理されているか?自分の行動や考えについて、常に振り返っているか?恐らく、ベテラン相談員ほど、この「自己覚知」「自己開示」といったところは忘れがちになっているのではないかと思いました。
※バイスティックの7原則→Wikipediaをご参照ください。
②キャリアカウンセリングの入口を知ろう!
こちらは、外部の先生をお招きして、キャリアカウンセリングとは何なのか?の初歩。そして、具体的な相談の流れやプロセスの確認を学んだ後、3人一組になってロールプレイを行いました。
相談のロールプレイは気づきが多く、いかに自分の相談を客観視することが困難なのかを学びました。
前提として、私たちは社会福祉士や障害福祉の出身者が多いことから、キャリア側の視点から学ぶという機会が非常に少なかったこともあり、お話いただく全てが新鮮で刺激のある内容となりました。改めて講師に来ていただいた佐藤先生に感謝しています!
お話いただいた内容をヒントにして、それぞれがアレをもう少し調べて使ってみる!この本を買ってみたいなどなど、大きなきっかけづくりをしていただきました。
この仕事の面白いところは、「完成形」がないというところに尽きるかと思います。何歳になっても「完成形を追い求め続ける」という意味では、いつまでも成長し続けられる仕事です。しかし、その気持を忘れてしまったとたんに、相談の質自体がどんどん落ちていくことも確かです。
私たちは常により良い支援をし続けていきたい。完璧な支援はできないかもしれませんが、その時のベストを常に追い求めていきたいと考えています。当事者の方に寄り添い、伴走し続けることは言うことは非常に簡単なことですが、バカ正直に実践し続けていきたいと思います。
スタッフの皆さんも研修に臨む姿勢が非常にアツいものがあり、一人ひとりが「もっとよくしていきたい」「もっとなんとかしていきたい」という気持ちがひしひしと伝わってきました。
次回は秋に開催。今から何をやろうか、楽しみです。
皆さんお疲れ様でした!今日からまた頑張りましょう!