中間的就労とは、心身の不調や長期のブランクなどによる“働きづらさ”を抱え、すぐに就労することが難しい方に一定の配慮と支援をすることで働くことを促進する取り組みのことです。

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中間的就労は、一般就労とも福祉的就労(障害者雇用等)とも異なる新しい働き方として、厚生労働省によって平成27年4月から「就労訓練事業」として制度化されました。
この新しい働き方は、全国のさまざまな法人で独自のやり方で行われてきており、私たちユニバーサル就労ネットワークちばでも、母体である社会福祉法人生活クラブにおいて2006年から独自に中間的就労の取り組みを始め、これまで約100名の方が就労してきました。

私たちの行ってきた中間的就労(ユニバーサル就労)の取り組み

私たちが行う中間的就労は以下の4つのステップに分かれています。
まずは実習とその振り返りをし、どのステージからスタートするのかを決めます。
どのステージから始める場合も、次のステージに行くための目標を設定し、ひとつずつクリアしながら職場定着をはかります。

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ユニバーサル就労から「中間的就労(就労訓練事業:生活困窮者自立支援制度)」へ

私たちが独自に行ってきたユニバーサル就労が一部モデルとなって制度化されたものが、「中間的就労(就労訓練事業)」です。この制度は、平成27年4月に全国で施行されました。
事業者が自治体から認定を受け、働きづらさを抱える方へ働く機会を提供する取り組みです。

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「中間的就労」は働きやすい社会をつくるしくみです

心身の不調や長期ブランクなどの働きづらさを抱え、すぐに一般就労することが難しい方の中には、「時間の調整をしてもらえる」「不安定な体調を理解してくれる」など、一定の配慮と支援があれば働き始めることのできる方が大勢います。短時間でも働ける場があることで社会とのつながりを保つことができ、自己実現の場にもなります。そうして徐々に不安を減らし自信を回復することで、一般就労につながっていくことを目標としています。
事業者の方にとっても、早い時期に業務のマッチングを行うことで人材確保の一環として活用していただけるほか、誰もが働きやすい職場環境づくりや業務効率化のきっかけにもしていただけます。
多くの事業者が中間的就労を導入し働ける人が増えることは、すなわち地域・社会全体の支え手が増えることです。
私たちは、互いに支えあって働ける場が広がることで、この社会を豊かに暮らしやすくしていくことができると考えています。

利用者の抱える働きづらさとは

  • 中間的就労の利用者はすぐには一般企業等で働くことが難しい方です。長期ブランク、ひきこもり、心身に働きづらさを抱える方など様々な状況の方がいます。
    例:
    • 前職でパワハラを受けて退職。精神的に落ち込み、再び働き出す一歩を踏み出せず、少しずつ自信を取り戻していきたいと希望された方。
    • 長期間ひきこもっているため就労経験がなく、自力で就職活動をしてみたものの不採用が続いた。しかし不採用になったことに安心していることに気がつき、働くことへの不安を自覚。まずは支援を受けながら働く訓練をしたいと希望された方。